THE PINBALLS LIVE at 渋谷THE GAME 2013.02.09!パフォーマンスに光を感じた

ロックバンド・THE PINBALLS

2013年2月9日、渋谷 THE GAMEにてライブが行われた。
ALL OFF、THE Hitch Lowkeというロックバンドとの3マンライブ。

同じロックというジャンルでは同じだが、ロックの中でもそれぞれの目指すロックの道は違う。
そんな3バンドがぶつかり合って、熱い夜を作った。



ライブはその場にいるオーディエンスとプレイヤーとの化学反応だ。
どんな風に楽しんでも構わない。

歌う人、叫ぶ人、ただじっと見つめる人、踊る人、酒をあおる人…。

それぞれがそれぞれに楽しむ。
同じ音を聴く。体が踊る。心も躍る。

その中でTHE PINBALLSというバンドはただまっすぐに貫いていた。

その瞳、その声、そのスタンス、その音。

疾走感のあるドラムから切り出されるサイコはこれから何かが始まるぞ、という合図のような曲だ。
一気にアドレナリンを分泌させる何かが音の中に含まれているように、こちらが踊り出したくなる。

新曲・CARNIVAL COMEのギターは切ない。
タイトルとは逆に、体ではなく、心が動く。

激しく、切ないだけではない。
ニューイングランドの王たちではゆったりとしたリズムで、純粋さを見せる。

アンテナ悪魔は隣のテーブルにの流れで一気にノックダウンさせる。

ラストはダンスパーティーの夜
「最後に踊ろうぜ!」の声にライブハウスはダンスホールになる。

全ては一瞬だ。
また、その場にいたものだけの秘密でもある。

ライブは感じるしかない。
音を、心を、その肌で。

そんな中でTHE PINBALLSというバンドにはまっすぐすぎる光が見えた。

瞬間、瞬間に起こる煌めきのようなものを感じた。

まだこの煌めきは小さなライブハウスの外には漏れていないかもしれない。
だが、この煌めきはいつか溢れ出すと信じている。
この煌めきはさらに光を増すと信じている。