LAID BACK OCEAN 心の箱 tour extra「WHEN YOU’RE STRANGE」FINAL at SHIBUYA AX レポート!3つのバンドが1つの世界を作った夜。

LAID BACK OCEANが贈る、心の箱 tour extra「WHEN YOU’RE STRANGE」FINALSHIBUYA AXにて行われた。

ツアーファイナルに集うバンドは"eco system"、"UVERworld"、そして"LAID BACK OCEAN"。

チケットはSOLD OUT。
LAID BACK OCEANとしてはバンド活動の中でも大きいハコでのライブ。

その様子をレポート。

UVERworldの果てのない音の世界

今回はUVERworldのライブの途中から参加してしまい、eco systemのライブは見れなかった…。

UVERworldのライブは会場に入ったときから圧倒的な存在感があった。

会場の外まで聞こえる歓声と轟音。
彼らの一音一音に魂が籠もっていた。

オーディエンスは1つの波のようにうねっていて、1つの生き物のように動いていた。
その様子は本当に圧巻だった。

ステージ上にはUVERworldのパフォーマンス。
その力も果てしない。

"ぶっ放すぞ!"という雄叫びと共に繰り出す"GOLD"では会場が揺れ動く程の声。

UVERworldというバンドの存在感は本当に圧倒的だった。
ステージの上で1つの世界を作り上げているようなライティングと計算され尽くした演出。
だが、Vo. TAKUYA∞の動きは野生の如く。

彼らの思い、全てが弾丸のようにステージから打ちまくる。

大切な仲間のために作った曲というMCから始まった"23ワード"ではオーディエンスとの大合唱はすさまじいものがあった。

その熱を逃がさぬように、次のLAID BACK OCEANにつなげた。

◆LAID BACK OCEANのピアノロックシャワー

トリはLAID BACK OCEAN。

今回のツアーファイナルにふさわしく、オーディエンスはメンバーが登場すると大きな歓声で迎える。

そして、スイッチが入る。
Gt. KAZUKIのギターから始まるIMAGINEで会場は湧く。
テンションがMAXなメンバーは野心むき出しに踊り、感情のままに跳ねる。

STAR RAIN~空のおちこぼれ~では大きなホールだからこそ感じられるピアノの音のシャワーが降り注ぐ。

自分の生き方は自分で決めるのVo. YAFUMIが叫び、MY STORYが放たれる。
Pf. ○貴のピアノはキーボードではなく、本物のピアノを使用。間奏の美しくも繊細なピアノの旋律が響いた。

その後も続けて"ピアノで踊れるか?ピアノでロックできるか?"で始まるカップラーメンジェネレーション
オーディエンスは水を得た魚のように跳ねる。そうまさにピアノで踊る光景がそこにはあった。

Dr. SEIJIのドラムから始まるwataridoriでも"もっと声を聴かせてよ!"の煽りに応える声は圧倒的だった。


中盤は落ち着いた曲から。
ツアータイトルにも冠してある心の箱では明るくも、メッセージ性のある言葉とピアノが会場を包み込んだ。
続く、揺れるでは光の中でメンバーが輝いているようなステージだった。
YAFUMIの心の中にある何かが爆発したように感情的に、だが形にしようとする繊細な声にオーディエンスは魅了されていた。


Ba. YUTAROの水吹き(ファンならニヤリとするでしょ?)から始まったSEVEN WONDERからまた会場は踊り始める。
"Come On! Come On! Come On!"に煽られて、会場も叫ぶ。
そして、ライブでは欠かせない曲・何も起こらない日の希望
いつものキーボードとは違う、ピアノならでは音が心に響く。

光の歌」と始まるサーチライト

ステージよりも、オレたちよりももっともっと向こう側へ…。

オーディエンス1人1人の心の中に触れようとするYAFUMIの声に会場は歌で埋め尽くされた。
そして、光が放たれることを祝うように銀テープの演出も粋な演出だった。


終盤は再びメッセージ性のある曲。
忘れる力は会場の全ての心に届くかのような圧倒的な表現力に誰もがただただ聞き惚れていた。
KAZUKIのギターソロは会場の空気をかき回すように、心の中を探るように。全てを裂いていた。


ラストはTOKYO -no turning back now-
ずしりと来るドラムの音が1つ1つ力強い足音のように。
しっかりと少しずつ。彼らの音はここにあると存在感を示しているようだった。



…そして、アンコール!

LAID BACK OCEANのアンコールと言えば、カップラーメンジェネレーション、おかわり

会場はまた息を吹き返し、ピアノロックに酔う。
そして踊る。踊る。踊る。なりふり構わず、自分の楽しみたいように踊る先にそれぞれの笑顔が見えたような気がした。


◆熱だけがある世界

全てが圧倒的だった。
熱という熱がここにはあった。


情熱。
体温。
思い。


全てが混ざり、この夜を、このライブハウスの中の世界を作り上げていたような気がした。

それぞれのバンドが1秒1秒を大切にしていた。
全てを逃がさないように。

何かを生まれることを信じて。
大切な思いをここに集めていた。


だからこそ、帰り道のファンは笑顔で溢れていた気がする。

心の箱に詰められた音達が明日から始まる今に向けて光を放っていた気がした。

◆SETLIST:LAID BACK OCEAN
  1. IMAGINE
  2. STAR RAIN ~空のおちこぼれ~
  3. MY STORY
  4. カップラーメンジェネレーション
  5. wataridori
  6. 心の箱
  7. 揺れる
  8. SEVEN WONDER
  9. 何も起こらない日の希望
  10. サーチライト
  11. 忘れる力
  12. TOKYO -no turning back now-

EN1. カップラーメンジェネレーション おかわり


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