あなたの心をノックするピアノロック。LAID BACK OCEAN 3rd mini album「心の箱」

本日、8月22日(水)にピアノロックバンド・LAID BACK OCEAN
3rd mini album「心の箱」がリリースとなりました。

LAID BACK OCEAN 3rd mini albumリリース記念ライブ「心の箱」at SHIBUYA BOXX 2012.08.21 - Hello, My Innocent.

先日、リリース記念のレコ発ライブもありました。

今作のテーマはタイトルにもなっている「」。
確実にあなたの心をノックする
ピアノロックが織り成す全6曲。

今日はそんなアルバムにクローズアップ。

1. 心の箱

アルバムタイトルにもなっている
今作のリードトラック。

Pf. ○貴のピアノとVo. YAFUMIから始まるオープニングは
全ての始まりを予感させる美しい穏やかなメロディ。

歌詞は「大切なものの順番」について書かれています。

ピアノを基調とした
彼らのロックが十二分に
感じられる曲となっています。


PVには「箱男」なるキャラクターも出てきており、
曲の世界観を十分に表現していると思うので、
ぜひチェックしてみてください。

2. 最初の日 最後の日

歌詞が個性的な1曲です。

人生の始まりと終わりについて書かれている歌詞で、
個人的にはこの歌詞は
始まりも終わりも表裏一体なのではないかと感じました。

サビの部分の「KIDS KIDS KIDS」を繰り返す部分が
曲としては印象的なものになっていると思います。

この曲の見せ場はGt. KAZUKIのギターソロ。
構成によってピアノが若干抑えられたり、
ロックの部分を主張したりしています。

ビートが非常に変則的ですが、
まるでそれが規則性のない人生自体を
表しているようでもあります。

3. 忘れる力

このアルバムの中核となっている1曲、忘れる力

トラックタイトルにもある
「忘れる」について
歌詞は描かれています。

歌詞の世界としては
タイムマシンや
やり直すなどの
キーワードが出てきます。

ですが、
「今」の存在を
この曲では訴えかけています。

過去をやり直すことよりも、
時には忘れることも選択の1つで
今を新しく始められるんだよ、という風に
個人的には解釈しています。

ピアノをメインとして、
サビに迫る時の広がる世界が
非常にかっこよく表現されています。

疾走感とセンチメンタルが溢れております。

また、Ba. YUTAROと
ピアノの織り成す高低音のラインが魅力的です。

4. TOKYO -no turning back now-

メッセージ性の強い1曲。

すでにライブでは何度も披露され、
Gt. KAZUKIがドラムを担当したり、
Vo. YAFUMIがギターを弾くなど
サウンドの部分では挑戦的な1曲。

歌詞は非常にまっすぐで
まっすぐな瞳でもがきながらも
一歩一歩を踏みしめる姿が浮かびます。

TOKYOを戦う場所に比喩され、
その場所で一生懸命がんばっている人に向けての
応援歌のような歌詞の内容は
背中を押してくれるパワーソング

おそらく、彼ら自身のことにも例えられ、
歌っているのではないかと思われる、
現在のLAID BACK OCEANが表現されている曲だと思います。

5. MY STORY

このMY STORY
ライブでは初期から演奏され、ライブでは必ず盛り上がる1曲。
満を持しての収録となっています。

激しさと美しさ。

この曲はまさにそれが表現されています。

ギター、ベース、ドラムそれぞれが
激しさを主張していますが、
ピアノがその中で絶妙に美しさを絡ませています。

疾走感や切なさがアルバムに散りばめられておりますが、
ハードな部分として、いいアクセントになっています。

歌詞も非常に個性的なものになっています。
LAID BACK OCEANのピアノロックはこれだぜ?なんて
かっこよく象徴している名曲です。

6. 僕のかわりに

アルバムのラストはエレクトリカルサウンドの曲。

誰かのせいにしてしまう、
自分のせいじゃない。

どこかで何か大切なことに対して
曖昧にしてしまっているものに対して
きちんと向き合わないといけない。

歌詞ではそのようなことを
テーマに描かれていると解釈します。


今までの
LAID BACK OCEANにはない
ポップな部分を含むサウンド、歌詞。

共に新しいことにチャレンジしている1曲だと思います。

先日行われたレコ発ライブでは
Dr. SEIJIがアコースティックギターを弾くなど
実際のライブでもチャレンジされています。

LAID BACK OCEAN 3部作を締めくくる1枚

今作はLAID BACK OCEANの最高傑作とも呼べる1枚だと思います。

夢の修理屋」「Bifrost」と続き、
3部作の最後の「心の箱」は
いろんな意味で力強いアルバムとなっています。

美しさも
激しさも
切なさも
華やかさも。

その全てがこの1枚に
パッキングされています。

ぜひ、チェックしてみてください。

あなたの心を
確実にノックする曲達が
収録されていると思います。

心の箱
LAID BACK OCEAN

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