THE PINBALLS LIVE at 吉祥寺 ROCK JOINT GB 2011.08.12
誰もが見ても最高のライブだった。
そういう風に思うのはまるで必然だったかのように。
THE PINBALLSというバンドは
ライブという水を得た魚のようだった。
THE PINBALLS LIVE at 吉祥寺 ROCK JOINT GB
THE PINBALLSの登場を迎えるにあたって、
会場はボルテージが上がっていた。
ステージが暗転した瞬間に声が上がる。
テンションが上がりきっているメンバーが登場。
1曲目の"サイコ"からフルスロットルで食ってかかる。
8月3日にリリースとなった1st mini album”ten bear(s)”からの曲のラッシュ。
相変わらずの彼らのロックンロールが響き渡る。
"十匹の熊(テンベア)"では会場がうねりを上げる。
相変わらずの激しい動きと
感情を揺さぶる音がここにあった。
"プリンキピア"はテンポ早く、
サビではオーディエンスは拳を高く挙げて、叫ぶ。
それに応えて、ギターも激しさを増す。
今日のライブハウスは音響も、照明も一段と良く、
一層オーディエンスに魅力が伝わったと思う。
"ニューイングランドの王たち"では
とても大切に歌っている気がする。それは、今日という日が大切な1日だということを表しているかのように。
ライブが終わっても熱気は冷めなかった。
むしろ、そのままの熱が保持されて、
さらに熱気が上がっていくように。
ライブというのは本当に瞬間瞬間を感じるためにあるかのようだと思った。
ここでしか見えない景色がある。
ここでしか感じられない衝動がある。
写真でしか見えないもの、
写真でさえも見えないもの。
いろんなものがあるけど、
やっぱりライブはライブがある場所でしかわからない。
ぜひ体感して欲しい。
彼らの音はCDじゃなくて、
ライブで昇華されているということを。