約束された明日なんてないけど、僕らはあの頃の未来に生きている

fab!
photo By Fotobes

ふと1年前を思い出しました。
ふと、ね。

まだオレが学生だった頃の1年前。
夏休みの前でいろんなことがバタバタしていました。

就職活動、
学校の課題、
夏休み中にある学外発表会。

ありとあらゆることが平行に動いていて、
心のそこから休まることなんてなかったと思います。


かなりしんどかった。
今更ながら言いますが、
本当に逃げ出したい気持ちがあった。


現実からとでも言ってよかったかもしれない。

なかなか決まらない内定に、
学校での果てのない作業。


本当に1年先の自分はきちんと仕事をしているんだろうか?

本気で考えたし、
未来なんて想像ができなかった。



しかし、そんなオレもあの頃の未来に生きている。



未来は約束されていない。
誰もが必ずしも明るい未来ってものを手に入れることはできないし、
誰もが明日があるとは限らない。

でも、なんやかんやでここにいる。


あの頃思い描いていた"今"を生きている。


日々、
流されたり、
逆らったり。


なんだかんだで生きている。




ふと、
そういうことが幸せだと感じた。

それぞれの"今"は大変だ。
あの頃とは違う苦痛や悩みもある。


だけど、こうやってなんやかんやで生きている。



それだけで
いろんなことを感じることができるし、
こうやって何かを伝えたい気持ちがあれば、
沸々と湧き上がる思いが
ソーダ水みたいに消えてしまわないように
こうやって毎日ものを書ける。




いろんな幸せがあり、
こうやって生きている。



神様が"明日をやるよ"なんて言わないけど、
今のこの幸せが明日へとつないでいっている気がした。