LAID BACK OCEAN "夢の修理屋"

LAID BACK OCEAN / DREAM REPAIRS

"LAID BACK OCEAN"
"夢の修理屋"

今まで彼らは日の目をみることのない場所でもがいていた。
それがやっと太陽の光が差す場所に。

LAID BACK OCEANの1st mini album "夢の修理屋"がついに6月8日に発売となります。

このアルバムには彼らの"今"が詰まっている。
ずっとずっと昔から懐かしくもある音の波が心に寄せます。

彼らの音楽のジャンル的には"ピアノ・ロック"。

今日はそのアルバムの紹介。
心から愛しております。

1. カップラーメン ジェネレーション

タイトルが意味するのは?と疑問符を浮かべると思いますが、
タイトルはまさに今の時代を揶揄したもの。

歌詞中の”Take Me Back”という言葉がたくさん出てきます。
何かを取り戻そうとする意志の強さがひしひしとメッセージに乗せて伝わってきます。

ピアノのメロディも美しく、
バンドサウンドに絶妙にピアノがマッチ。

このTV SPOTは短いですが、
数秒でも彼らの音楽を体感してほしい。

ちなみにこの曲はmini album のリード曲。

2. STAR RAIN ~空のおちこぼれ~

タイトルの通り、まさに流星が降り注いでいるかの感覚になる。

個人的にはこの曲は"銀河鉄道"のように
星降る中を旅行しているような感じ。

歌詞中は"空におちこぼれて こぼれていく こんな僕に"というフレーズが繰り返されます。
それが心地良く、メロディーはまさに流星のように流れていく。

ベース、ギターとバンドサウンドも負けじと
激しさも持つ、力強い曲。

3. 何も起こらない日の希望

ピアノソロから始まるこの曲はまさに"始まり"を予感させる曲。

日々の始まり。
光が差し込んでくる風景。

そんなものを想像させます。


この曲を聴いて感じたのは、
足早に過ぎ去っていく日々の中のリアル。

細かな感情を
激しくも、
美しく表現されています。

4. 永久歯

心の海の中に広がる波紋のような。
じんわりと染みていく切なさと感情があたたかく包みます。

永久歯。

一歩一歩確実に踏みしめていくように
リズムは刻まれ、
誰の心にもスッと入り込むよう。

まるで心の隙間に染みてく薬のような曲。

5. wataridori

旅立ちの歌。

そういうにふさわしい曲。

パワフルに嵐さえも吹き飛ばしてくれそうな息吹のある曲。

"旅をしよう"というフレーズが
まさに背中を押してくれる。

この曲があれば、どこまでもいけそうな気がする。

タイトル通り、
風に乗った渡り鳥の気分にもなれるよ、きっと。

6. 土の記憶

この曲をオレは子守唄のように感じました。

ピアノが
優しく、
響いて、
心を
揺らしてくれます。


今までの5曲全てを聴いて感じたものがここにきて
ふっと落ち着くような感じになりました。

泣いてないんだよ、というフレーズが
これまた心に響きます。


優しく包み込む曲でこの"夢の修理屋"という物語にも似たCDは終わります。



きっとまだ知らないことでしょう。
LAID BACK OCEANという存在を。

しかし、そんなことはもしかしたら、どうでもいいのかもしれません。

ただそこに音楽がある。
そして、それに耳を傾け、感じる。


きっとこのLAID BACK OCEANというバンドが
鳴らす音、言葉、メロディーに
何かを感じると思います。



このバンドを例えるなら、

色のない彩りのある色。
激しさの中にある美しさ。

矛盾している。


でも、それはオレたちの毎日を生きる日々のよう。

そう、LAID BACK OCEANというバンドの音は
オレたちの生きている日々で抱えている思いや感情を
細やかに表現している。

ぜひ、このLAID BACK OCEANというバンドをチェックしてみてください。