劇場版SPEC〜天〜に辿り着いた場所に見えたもの。 #spec

目撃したか。
ついに劇場版SPEC 〜天〜が公開。

TVドラマシリーズ
2010年秋に始まり、
2年の時を超えSPEC〜翔〜が先日放送。

そして、劇場版SPEC〜天〜が公開。

今日は映画を観てきた高まる!感想を交えて。
ネタバレ部分があるので、まだ観ていない人は注意。

一(ニノマエ)との最終決着がついに…

今回の見所といえば、
当麻紗綾(戸田恵梨香)と一十一(ニノマエジュウイチ:神木隆之介)との
決着だろう。

TVシリーズから何度か対立する2人だが、
劇場版に来て、ついに決着の時。

しかし、SPEC〜翔〜では
一十一は死んだとされていたが、
SPEC〜天〜では生きている…!?

謎が深まるばかり。

最強の敵であるニノマエ。

当麻はどのように立ち向かうのか。
そして、勝機はあるのか…。

この映画の見所。

緊張と緩和。シリアスとギャグのオンパレード。

TVシリーズであろうが、
2時間のスペシャルドラマであろうが、
関係ない。

むしろ、劇場版の方が打率が高くなったんじゃないか、と思うぐらいの
堤幸彦監督作品ではおなじみのギャグのオンパレード。

冒頭から始まる
瀬文焚流(加瀬亮)のスパークしたキャラクターが本当に面白い(笑)

どうしてあんなキャラになったんだ…と思うぐらいにキレている!

そして、SPEC〜天〜に登場する栗山千明もなかなかのキャラクター。
すっごくマジメなんだけど、話す言葉がカタコト。
だけど、時に流暢過ぎる日本語。

もう堤幸彦監督の頭の中がどうなっているんだ…!?と。


いろんなところに
罠が仕掛けられているので、
ぜひチェックしてみてほしい!

一瞬たりとも見逃せないエンターテインメント

初めてSPECを見る人も充分楽しめる内容となっていました。
最初は物語を知っていないと…と思ってみましたが、
全然わかる内容になっていました。

しかし、しいて言いますと、
TVシリーズとSPEC〜翔〜を見たら
もっともっと楽しめます。


今回の映画ではかなりキーとなる場面がたくさん出てきます。

今まで時に味方、時に黒幕的存在だった
津田助広(椎名桔平)が登場する場面が多いです。

彼はいったいどういう存在で、
どういう意図を持ってSPEC〜天〜に出てくるのか。

そして、CMや予告編で出てくる
ビルの屋上のシーンは映画でも非常にキーとなる場面。

当麻と瀬文が銃を向け合っている。
2人は味方のはずなのに、なぜ銃を向け合っているのか…。
そして、その後の展開は…?

かなり胸に来るシーンなので、
これは確実に瞬きなしで観たいものです。


1秒先が気になる作り。
これが今回のSPEC〜天〜では満ち溢れていたと思います。

スペックホルダーのマダム楊(浅野ゆう子)と
瀬文と対決ではこの後どうなるのか…と胸がドキドキ。

さらに一十一との最終対決ではどうなるのか。

全てが瞬きするのも惜しい
エンターテインメントがここに。

当麻と瀬文、そしてもう1人…?

SPECはTVシリーズのラスト「起」、
そして、スペシャルドラマの「翔」、
今回公開された劇場版の「天」と続いている。

まさに「起承転結」と続いていく…ように見えるが、
いったいどうなんだろうか。

まったくわからないけれども、
その答えも(一応)用意されてはいる。

だが、これで納得いかないだろ!なラスト。

見ている人は最後の1秒も見逃せない。


そして、新しいキーパーソンが登場。
真っ白なスーツを着た青年。

クレジットにも登場せず、
劇中中盤とラストに登場する。

彼は一体何者なのか…。
それが何も明かされることがなかった。

さらには、ラストの当麻のあの衝撃的なシーン。


劇場版で全てが明らかにされる…と
思いきや、さらに謎は深まるばかり。

これは劇場版で確かめてほしい。


進化や進歩よりも…

ラストのシーン、当麻と瀬文が話すシーンがあるのだが、
この映画の中で一番グッと来るシーンだ。SPECの中でも名シーンに入るだろう。

「SPECなんていらねぇ。
進化とか進歩よりも
大切な物がある。
それは思いだ」

なぜ瀬文がこんなことを言ったのか…。

この先はぜひ劇場版で。

未来を掴め。真実を疑え。

長くなったが、最高の出来だ。

相変わらずのエキセントリックな役者たちに加え、
シリアスで胸にグッとくるシーンが連発。

未来を掴め。
真実を疑え。

の2つに込められたメッセージを
ぜひ劇場で確かめて欲しい。

あなたも必ず高まるーーーーー!こと間違いなしだ!

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