THE PINBALLS LIVE at Shibuya MilkyWay 2011.10.28
THE PINBALLS
“die for the good bears”tour final
at Shibuya MilkyWay.
1st mini album ten bear(s)を引っさげて始まった
ついに彼らの長い旅の終わりがきた。
全国を駆け巡った彼らの行き着いた先とは。
会場は大勢のお客さんで埋まっていた。
ドリンクコーナーへ向かうのも大変なぐらいに。
ライブ前にメンバーの顔を見ると、
緊張しているようなそうでないような顔をしていた。
ツアーファイナルという文字は
彼らに少し勇気を与えている気がした。
Ledy Joe, J.P.Nayuta, 矢沢洋子の出番が終了し、
THE PINBALLSのライブがスタートする。
いつものS.E.が会場に鳴り響き、歓声が上がる。
Vo.&Gt. 古川がステージ上でジャンプをする。
彼のテンションの上がり方は最高潮。
他のメンバーも冷静を装いながらも、
全国で吸収してきた全てを思い出している。
1曲目は疾走ナンバー"サイコ"から始まる。
会場のテンションが一気に解き放たれる。
古川の"MilkyWay!!"のコールに
会場の熱も上がる。
2曲目は英語詞"I know you"
グルーブ感が増して、いいうねりを見せていた。
未発表曲"蛇の目のブルース"では
会場を酔わせる音が流れてくる。
地をはうサウンドが全身にしびれてくる。
間髪入れずにライブナンバー"yeah yeah yeah"
ただテンポが早いだけでなく、会場と一体するクラップは
メンバーが促す事なく起こっていた。
この曲でしか聞けないBa. 森下のボーカルにももちろん力が入っていた。
一気に上がった熱を冷ますように
スローナンバー"299791458"
彼らの激しい側面とはまた違う側面を見せてくれる。
そしてライブ後半戦。
"十匹の熊(ten bear(s))"では
Gt. 中屋の鋭くも感情のある音を魅せてくれた。
そのままのテンションでベースから始まる"アンテナ"
TOWER RECORDでのオーディションで
トップを取った彼らの代表曲。
しかし、そんなことなど関係なく、
彼らは彼らなりのROCKをそのままストレートにしていた。
思うがままに暴れて、
思うがままに感情をむき出しにしていた。
熱をまた冷ますように、
"ニューイングランドの王たち"では
古川の透き通った声に輝きだす何かを感じた。
ここで終わるんじゃなくて、
ここからまた始まる、ということを予感させてくれた。
ラストは"プリンキピア"
Dr. 石原のドラムソロから始まる。
彼もまたライブで何十倍も成長していると感じた。
プリンキピアの疾走感が音速のように本編は終了。
そして、流れではなく、
会場からの本気のアンコール。
それに応じるように彼らは再びステージへ。
古川の"オレが本当に好きな曲"のMCを経て
"まぬけなドンキー"を披露。
彼らの心をくすぐる切なさと
未来へ踏み出す勇気を感じられた。
そして本当のラストは"ダンスパーティーの夜"
会場はダンスパーティー。
誰もが踊る会場に。
あっという間の夜に花を添えるように
彼らのROCKな時間が終わっていった。
本当にあっという間の時間だった。
数ヶ月前までの
彼らとは全くの別人だと感じた。
少なからず、2週間前に見た彼らの名古屋のステージとは
確実に変わっていた。
アグレッシブで
感情的で
心からの音が
溢れていたと思う。
今回、会場を埋め尽くしたたくさんの人がその証人となったに違いない。
彼らの成長した姿を
感じられなかった人は誰一人としていなかったはずだ。
彼らはこれからももっともっと突き進んでいくに違いない。
die for the good bears tour final
彼らの行き着いた先は本当に光で溢れていたと感じたライブだった。
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1. サイコ
2. I know you
3. 蛇の目のブルース
4. yeah yeah yeah
5. 299791458
6. 十匹の熊(ten bear(s))
7. アンテナ
8. ニューイングランドの王たち
9. プリンキピア
10. まぬけなドンキー
11. ダンスパーティーの夜
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