OCEAN'S DAY!! DREAM REPAIRS 〜夢の修理屋 5 + 6 CORE PRIDE 〜

DREAM REPAIRS

今日は海の日。
この日に日比谷野外音楽堂でライブが開催されました。

そのタイトルは、
"LAID BACK OCEAN × UVERworld
DREAM REPAIRS 〜夢の修理屋 5 + 6 CORE PRIDE
"

この日のライブはとても意味のあるライブでした。

LAID BACK OCEANというバンドが僕は好きです。
LAID BACK OCEANというバンドを知らない人も、読んでみてください。

今日は彼らの歩んできた道のりの話&ライブレポです。

UVERworldがヤバすぎた…

正直に言いますと、そこまでUVERworldは知りませんでした。

去年、ライブをちょっとだけ見ましたが、
そこで初めて曲を聞いたぐらいです。

なので、本格的に見るのは初めてでしたが、
本当に熱いバンドだった…。

まるでショットガンで撃ちぬかれるぐらいの勢い。

きっとファンの人達も本当に好きなんだろうね。
会場が本当に一体化していて、
Vo. TAKUYA∞の声に会場が反応し、うねりを上げていた。


そこまで曲は知らずとも、
個人的に好きな曲があった。

ただ、ちょっと難解な曲、
テクニックに走っている曲とかあったけど、
あれも好みの問題だと思いますが、かなりいけてた。

LAID BACK OCEAN、野音の扉を叩く

さて、こちらから本番。

LAID BACK OCEANです。


そもそも、なぜLAID BACK OCEANというバンドが
野音と関係があるのかということについて書きますと、
2002年6月23日、LAID BACK OCEANの前身バンドが
日比谷野外音楽堂でライブをしておりました。

その時、Vo. YAFUMIが高さ7mの照明灯から落下。
両足を骨折するという事故になりました。

そこからそのバンドの運命は変わりました。
メジャーシーンからは姿を消し、活動全てが変わりました。


いわば、日比谷野外音楽堂はけじめの場所でもあるのです。

9年前のあの日の自分とのけじめをつけるためのライブという意味合いを持っていました。

LAID BACK OCEANのファンはそのことを知っていてか、
本当に大切な意味を持つライブという風に捉えておりました。

LAID BACK OCEANの音の星が降り注いだ

前置きが長くなりましたが、
LAID BACK OCEANの登場。

今までのライブの立ち位置を変え、
新たなスタイルで臨む。


1曲目は新曲からスタート。
会場は最初からヒートアップ。

2曲目は6月8日に発売となった夢の修理屋のリード曲"カップラーメン ジェネレーション"
彼らの代表曲とあってか、盛り上がってた。
3曲目は"STAR RAIN 〜空のおちこぼれ〜"
この連続3曲でまさにLAID BACK OCEANの音の星が降り注ぐ。


疾走感溢れる4曲目は"MY STORY"
Pf. ◯貴の引き倒すピアノがこの曲の見せどころ。
激しくも、繊細なピアノが夜を焦がす。

次も新曲。Vo.YAFUMIのマイクトラブルがあったけど、
それをもパフォーマンスとして、見せていた。
彼の照れ笑いが印象的だった。


6曲目は"永久歯"
ミディアムテンポのこの曲で会場は1つになった。
曲の入り出しの部分でまたもマイクトラブルになった時に、
会場のみんながそれをカバーするように大合唱となった。

その光景が本当に感動的で、思わず涙ぐんでしまった。

Gt.KAZUKIのギターサウンドが個人的には好きだ。
バックのピアノと絡ませながら、
繊細な心の描写をしているようだった。


次はVo.YAFUMIとPf.◯貴の2人でのステージ。
新曲"生きる(確かこういう曲名だったはず)"
ピアノとボーカルだけで歌い上げるバラードに会場は聞き入っている様子。
思わずここでも涙。


ライブ後半戦。
後半戦1曲目は"何も起こらない日の希望"
メッセージ性が溢れるこの曲は本当に好きで、聞いていて本当に何か見つかると思えてくる。

そして、次は"wataridori"
ここでなんとPV撮影を同時に行うことに。
サビの部分で会場は一斉に手を挙げ、本当に一体感があった。

次は今回初めて披露する新曲。
曲の最初で銀テープが出た。
アップテンポで、ライブでは盛り上がること必至の曲になりそう。


ラスト2曲。
"こんな僕らが戦うべきもの"では
恒例のYAFUMIの"両手を上げてくれ!"コール。

この曲に込められた胸が詰まりそうな思いが
毎回聞くたびに思い出される。

この曲は前身バンドのことを題材に曲にしていて、
2002年のことがリンクするんだろうか、
YAFUMI自身の表情がどこか吹っ切れたようにも見えたし、
何か決意を固めたような顔つきをしていた。

ラストは"土の記憶"で締める。


アンコールは"カップラーメン ジェネレーション(おかわり)"

オーディエンスがYAFUMIの叫ぶ声に反応して
区画されていたのをお構いなしに
一気に前に詰め寄る。

メンバーもテンションが上がっていたのか、
ラストはやりたい放題のテンションで
演奏をしていた。


そして、あっという間のアンコールは終了し、
今回のライブは終了。

LAID BACK OCEANという船は今走り始めた

まだデビューして間もないバンド・LAID BACK OCEAN。
彼らは正式なライブはまだ片手で数えらるほどしかしていない。
テレビでの露出もほぼないに等しい。

今あるのは彼らのデビューミニアルバムだけ。

そんな彼らが日比谷野外音楽堂でライブをするのは無謀だっただろうか?


いや、そんなことはない。
確実に彼らのパフォーマンスは来ていたお客さんに届いたはずだ。

その証拠に、UVERworldのファンの人達も
LAID BACK OCEANが演奏している時にも楽しんでいた。


"純粋に音楽が好きな人を増やしたい。"


UVERworld
LAID BACK OCEAN共に
こんなことを言っていた。


誰のファンだろうがどうでもいい。
大切な1日にしよう。
楽しむしかないだろう。
ここには音楽が好きな人だけがいるはずだ。


ただ好きなバンドを見にきたわけじゃない。

UVERworldを正直知らなくても、いい歌はいい歌だと思えた。
そして、他の曲を聞いてみたいとも思えた。


そんな気持ちになれた。

いろんな気持ちが交錯した1日であり、
そういうライブだった。

ここからまた始まる。
ここからきっと何かが生まれる。


そう予感すら覚えたライブだった。