あの頃に帰りたい、と思ったら今日に帰ろう

GEEKS JASPERGUILD

久し振りに雑記。

今日、GEEKSというパンクロックバンドのライブに行ってきました。
ライブのタイトルは「JASPERGUILD」という名。

それがレコ発ツアーのファイナル兼、
Dr. MASHのラストステージ。
そう、今回のステージでMASHは脱退するのです。


GEEKSというバンドが結成されてから
知っている自分としては
感慨深いものを感じていました。

脱退ってなんか変な気持ちになるよね。

バンドは続くけど、
その人が抜けるっていうのは
心に穴が空いてしまうような。


だけど、そんなことを感じさせないステージでした。

これからのこの4人の先が見えるステージでした。


ステージの上のメンバーは全員キラキラと輝いていました。
いや、前に見たライブよりもさらにパワーアップしていて、
来ていたお客さんを殺すぐらいの勢いで、完全なる攻めな姿勢。

だけど、もちろん笑顔もある。

すごく幸せなライブでした。
バンドも、お客さんも。


ライブ自体もすごく凝っていて、
労働がテーマだったライブ。

お客さんにフライヤー(ライブ会場で配るチラシ)を折り込ませたり、
音響の代わりと言ってライブ前に配っていたドロップをピーっと鳴らさせたり、
懐中電灯を配って照明を担当したり、とかなりエンターテインメントに富んでいたライブ。

面白かった。
本当にまだまだ続く感じ。

だけど、MASHはいなくなってしまう。

そんなことを感じさせないラスト。


駆け抜けていた。

流れ星のようにキラキラと輝いて、
フッと消えるように。

キレイで素晴らしいステージだった。

楽しかった。
踊った。
叫んだ。
拳を上につきあげた。

しみじみすることも何もなかった。


カッコ良かった。
ロックバンドにそういうしみじみしたものは似合わない。

彼らは彼らなりのスタイルで
MASHのラストステージを迎えたんでしょう。


別れを感じさせないっていうのもいいもんだな、と思いました。

悲しい別れだけが別れじゃない。
ただグッバイって笑ってサヨナラするのも1つ。

このJASPERという曲のMusicVideoがどこかしらMASHを送り出す曲であり、
MASHと別れた彼らの追い風にもなっているような曲のような気がしました。


ステージではしみじみすることはなかったけど、
帰ってきてこう書いているとそういう気持ちになってしまいました。


でも、今日という日にまた戻りたいと思いました。

ライブ中に感じた感情は宝物のように心で光っているような気がします。
その宝物をこの手ですくった今日。

あの日に戻りたいな、と思ったら
今日と言えるぐらいな1日でした。

JASPER JASPERGEEKS
ジャンル: Rock
リリース:2012年

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